2021年12月15日水曜日

志賀原発の再稼動差し止め訴訟 口頭弁論

 北陸電力の株主8人が会社の取締役4人に対し志賀原発の再稼動差し止めを求めている裁判で、13日口頭弁論で原告団長の和田廣治さんが、「地震等で大事故が起きれば私たちやこれから生まれてくる全ての命が危険にさらされる。全ての命が救われるよう1日でも早く原発の運転差し止めにつながる判決を」と意見陳述しました

 次の口頭弁論は来年3月16日に予定されています。
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1日も早い運転差し止めの判決を/富山
                       チューリップテレビ 2021/12/13
北陸電力の株主が会社の取締役4人に対し、志賀原発の再稼動差し止めを求めている裁判です。
13日の口頭弁論で原告団の団長は、「事故が起きれば全ての命が危険にさらされる」と、1日も早い運転差し止めの判決を求めました。
北陸電力の取締役4人を相手取り訴えを起こしているのは、富山と石川に住む北陸電力の株主8人です。
訴状などによりますと原告側は、志賀原発1号機・2号機について、重大事故が起きれば経営破綻する規模の損害が生じるのは明らかなのにも関わらず、再稼働前提の経営は、注意義務を怠っているとして、再稼働差し止めなどを求めています。
13日の口頭弁論では原告団長の和田廣治さんが意見陳述し、「地震等で大事故が起きれば私たちやこれから生まれてくる全ての命が危険にさらされる。全ての命が救われるよう1日でも早く原発の運転差し止めにつながる判決を」と、再稼働差し止めの判決を強く求めました。
裁判をめぐっては北陸電力側が、請求棄却を求め争う姿勢を示す一方、原告団は被告側の主張が「原告側の意見や論点とかみ合っていない」と述べ、裁判所に対し、円滑な裁判の進行を求めました。
次の口頭弁論は来年3月16日に予定されています。