北海道神恵内村は、核のごみの最終処分場選定に向けた文献調査の受け入れに伴い、国から支給される交付金を積み立てる基金を新設します。高橋昌幸村長が15日開会した定例村議会に、関連条例の制定に関する議案を提出しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
文献調査受け入れ交付金の基金設立へ 神恵内村が条例案提出
北海道新聞 2021/12/15
【神恵内】後志管内神恵内村は、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査の受け入れに伴い、国から支給される交付金を積み立てる基金を新設する。高橋昌幸村長が15日開会した定例村議会に、関連条例の制定に関する議案を提出した。
16日に可決される見通し。本年度は、文献調査関連の交付金10億円のうち、同管内の近隣3町村(泊、共和、古平)への配分計2億2500万円などを除いた7億3650万円のほか、北海道電力泊原発(泊村)関連の国からの交付金も積み立てる。基金の総額は7億3862万円となる見通し。神恵内村によると、基金はホタテ養殖施設の更新や村道の維持、除雪、商工観光振興などに活用予定。
残り:59文字/全文:369文字