廃炉作業は第一段階完了へ 美浜１・２号機（福井県）
福井放送(FBC) 2021/12/23
廃炉作業が進む美浜原発１、２号機について、関西電力は規制委員会の認可が得られれば、来年度から２段階目の工程にあたる放射性物質を含む原子炉周辺設備の解体撤去や使用済み燃料の搬出に着手する。（１２月２３日）
２０１７年から廃炉作業に入っていて、現在は全４段階のうちの１段階目の工程にあたる放射性物質を含まないタービン建屋など２次系設備の解体と撤去が進んでいる。関西電力によると今年度中に１段階目の工程は全て完了する見込みで、来年度から２段階目へと移る。
２３日は報道陣に現場が公開され、発電に使った蒸気を水に戻す１号機用の復水器の解体などが進んでいた。関西電力の担当者は「放射性物質をまき散らさないことが必要。一歩一歩丁寧に工事を進めていく必要がある」と述べた。
廃炉作業は２０４５年度中に終わる予定となっている。
