10日夕、普段は暗闇に包まれるJR常磐線双葉駅前広場に、白や青色の発光ダイオード電球約1万8千個を用いたイルミネーションが一斉に点灯しました。双葉町の復興拠点は来年6月にも帰還が解除される見通しで、町づくり団体が多くの住民の帰還を願って企画しました。
いわき市に避難している会社役員(75)は「震災前のにぎわいを思い出す。一歩ずつ復興が進んで明るくなっていくのかな」と話しました。
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帰還願うイルミネーション 全町避難の福島・双葉
共同通信 2021/12/10
東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町で10日夕、JR常磐線双葉駅近くにイルミネーションがともされた。帰還困難区域に設けられた特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示が来年6月にも解除される見通しで、町づくり団体が多くの住民の帰還を願って企画した。
普段は暗闇に包まれる駅前広場で白や青色の発光ダイオード(LED)電球約1万8千個が一斉に点灯すると、詰め掛けた町民らからため息が漏れた。同県いわき市に避難している会社役員(75)は「震災前のにぎわいを思い出す。一歩ずつ復興が進んで明るくなっていくのかな」と話した。
住民の帰還を願ってJR常磐線双葉駅前にともされたイルミネーション=10日夜、福島県双葉町