2013年6月25日火曜日

大飯原発、運転継続をほぼ了承

 国内で唯一運転中の大飯原発3、4号機(福井県)が新規制基準に適合しているかを事前に確認する原子力規制委の評価会合が24日開かれました。そして新基準の項目ごとに3、4号機の現状を評価し、敷地内の地下構造の詳細な把握など未実施の部分は残るものの、新基準におおむね適合しているとの報告書がまとめられることになりました。
 その一方で、評価の結論には影響しないものの「関電は対策を小出しに提案し、新基準を満たす最低線を探ろうとするかのような姿勢があった」と関電を批判しています

 来月3日に開かれる全委員が参加する規制委の定例の会合で正式に決定されれば、3、4号機は定期検査に入る9月まで運転が可能になります 
 
 大飯原発に関する審査は、全国の原発再稼働に向けた新規制基準の効力を見定めるいわば試金石であったのですが、結果は現状追認の事なかれ主義的なものとなりました。
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大飯原発 運転継続ほぼ了承
NHK 6月24日 12時24分
国内で唯一運転している福井県の大飯原子力発電所の2基について、安全性を確認している国の原子力規制委員会は24日の会合で、「直ちに安全上重大な問題が生じるものではない」とする報告書をほぼ了承し、定期検査で停止することし9月までの運転継続を認めることになりました。

原発の深刻な事故への対策を電力会社に義務づける新たな規制基準は、来月8日に施行されますが、原子力規制委員会は国内で唯一運転している大飯原発の3号機と4号機については新しい基準を満たしているかを施行前のことし4月から確認しています。
規制委員会は前回の会合で、「直ちに安全上重大な問題が生じるものではない」とする報告書の案を示したうえで、新しい基準に対応するために改善が必要な点があると指摘していました。
24日の会合で、関西電力は報告書の案に示された指摘を受けて、追加の対策を報告しました。
それによりますと、事故対応の拠点として求められている緊急時対策所の代わりの施設の設備や、原子炉の冷却を続けるためのポンプの設置などを今月末までに整備するとしています。
これについて会合で異論は出ず、報告書の案はほぼ了承されました。
規制委員会は関西電力が示した対策を確認したうえで、近く開かれる委員会で、定期検査で停止することし9月まで大飯原発の2基の運転継続を正式に認めることになりました。