2013年6月3日月曜日

東京で脱原発の大行動

  2日、東京都内で「6・2つながろうフクシマ!さようなら原発集会」が開かれ、8万5千人が参加しました。
 「首都圏反原発連合」や「原発をなくす全国連絡会」などつの市民団体が呼びかけたもので、昼過ぎから都内2カ所で集会を開き、その後デモ行進に移り夕方には国会議事堂を約1・2キロにわたって包囲しました。 
 集会では、作家の大江健三郎さんや落合恵子さんらが演説し、国会正門前では野党の国会議員たちがマイクを握りました。
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脱原発、叫び続ける 参院選控え東京で大規模行動
朝日新聞 2013年6月2日
 なし崩し的に再稼働を進めていいのか――。東日本大震災後から脱原発を訴えてきた団体などが2日、7月の参院選を前に、東京都内で大規模な抗議行動をした。一時ほどの盛り上がりはない。それでも、「自分の思いを誰かに伝えたい」と、多くの人が集まった。 

 デモや集会を呼びかけたのは、毎週金曜夜に首相官邸や国会前でデモを続ける「首都圏反原発連合」や「原発をなくす全国連絡会」など三つの市民団体。昼過ぎから都内2カ所で集会があった。 
 港区の芝公園であった集会では、作家の大江健三郎さんや落合恵子さんらが演説。落合さんは「昨年の総選挙で棄権した人を参院選に呼び戻すことが大事」と語り、「それができれば流れは変わる。できることすべてをやろう」と訴えた。 
 その後、それぞれの参加者がデモ行進。夕方には、約1・2キロにわたって国会議事堂を取り囲んだ。国会正門前では民主、生活、共産、みどりの風、社民の国会議員らがマイクを握り、再稼働の動きを批判した。 
 主催側によると、参加した延べ人数は計約8万5千人。警視庁は参加者数を発表していないが、警察関係者によると、延べ2万数千人という。 【木原貴之、成沢解語、八木拓郎】

ノーニュークスデイ成功へ あす国会大包囲 首都圏反原発連合が会見
しんぶん赤旗  2013年6月2日
 首都圏反原発連合(反原連)のミサオ・レッドウルフさん、野間易通さん、服部至道さんらは31日、衆院第1議員会館で記者会見を行い、6月2日の「0602反原発☆国会大包囲」の詳細を明らかにし、参加を呼びかけました。

 「大包囲」は、反原連、原発をなくす全国連絡会、「さようなら原発1000万署名」市民の会(1000万人アクション)の3グループが行う共同行動「6・2 NO NUKES DAY(ノーニュークスデイ)」のひとつです。
 ミサオさんは、7月の参院選挙や「新規制基準」を強く意識した企画だとし、「国会周辺に集まって、『原発いらない』の声を可視化し、圧力をかけたい」と語りました。
 大包囲は、全国連絡会と1000万人アクションの集会参加者が合流し、午後4時から国会周辺に集まり国会包囲。5時から国会前で始まる大集会では、国会議員や著名人、協力団体の代表らがスピーチします。
 並行して、首相官邸前抗議エリアやアピールエリア、音楽や絵画で抗議するアートエリアも設けられ、国会正門前北側にはファミリーエリアも設置します。
 この日の会見で反原連は、原発問題について基礎から分かりやすく説明するために作製・発行したリーフレット「NO NUKES MAGAZINE(ノーニュークスマガジン)」を紹介しました。
 第1弾「ベーシック編」と第2弾「放射能編」に続いて、経済、電気料金をテーマにした第3弾を6月下旬に発行する予定であることを発表しました。
 また、昨年末の総選挙で、各政党の原発政策を一覧にしたビラやポスターを作製した「あなたの選択プロジェクト」と同様の企画を、参院選にむけて進めていることを明らかにしました。