2014年2月16日日曜日

東電 20万ベクレル以上の167水質検体で誤測定

 東電が福島原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小に推計していた問題で、測定値を過小に推計した検体の数は合計167検体であると発表しました
 
 測定機器では1リットル当たり20万ベクレルを超える試料は正確な値が測定されないため、限界を超える資料については純水で適性に希釈してから測定すべきであったのを、多忙等を理由にしてそれを怠り、適当な推測値を公表していました。
 問題はその誤差の幅ですが、約1000万ベクレルであるものを90万ベクレルと推定するなど、話にならないほどいい加減なものでした
    2014年2月7日海側井戸で7月に約1000万ベクレル それを90万ベクレルと
    2014年2月9日高レベル放射線 測定値公表遅れ続々 東電 
 
 東電の発表によれば、原発事故直後から約2万点のベータ線ベースの放射線を測定しましたが、そのうち20万ベクレルを超えるものが167検体あったことになります。
 現に2万点の測定をこなす検査体制を持ちながら、そのうちに含まれる僅か167検体について、希釈してから測定し直す時間的余裕がなかったとは到底思えず、多忙のためという言い訳は信用できません。
 高い値を公表したくないからこそ、そうしたのではないでしょうか。
 
 特に地下水に関してはそのまま海の汚染に直結するものです。
 原発敷地に流れ込む阿武隈山系の地下水量は1000トン/日もあって、それが地下水脈を通って海岸線から約10キロ沖合いの海底から海に噴出していることは、東電は最初から知っていました。
 大量のストロンチウムなどの海への流出を隠蔽するためであるとすれば、この測定のごまかしは犯罪に等しいものです。
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167体で誤測定の可能性 ベータ線を出す放射性物質
福島民友ニュース 2014年2月15日 
 東京電力が福島第1原発の汚染水測定でストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質の濃度を過小に推計していた問題で、東電は14日、事故直後の2011(平成23)年3月から今年1月末までに測定した試料167体について、正確な測定できず、測定値を過小に推計した可能性があるとする調査結果を発表した。いずれも実際の値はさらに上昇する見通し。
  東電によると、167体は、海水や観測用井戸から採取した地下水や、敷地内の土壌など。
  東電が原発事故直後から今年1月末までに測定したベータ線を出す放射性物質の件数は計2万866体。これまでの調査で、測定機器では1リットル当たり20万ベクレルを超える試料は正確な値が測定されないことが判明しており、検体数を確認したところ167体に上った。東電は今後、これらの検体を測定し直し、正確な測定値を公表するとしている。