2023年1月3日火曜日

03- 供給過多の停電を防ぐため 沖縄電力が初の再エネ「出力制御」

 電気の供給量が需要を大きく上回ることによる大規模な停電を防ぐため、沖縄電力は1月1日朝事業者の発電を一時的に止める「出力制限」を初めて実施しました。1月2日と1月3日も継続する可能性があるということです。

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供給過多の停電を防ぐため 沖縄電力が初の再エネ「出力制御」
                        沖縄ニュースQAB  2023/1/1
 電気の供給量が需要を大きく上回ることによる大規模な停電を防ぐため沖縄電力は1月1日朝事業者の発電を一時的に止める「出力制限」を実施しています。
 本島全域がおおむね晴れて太陽光の発電量が増えることが見込まれるとともに元日で電力消費が低いことから沖縄電力では1月1日午前8時から午後4時まで太陽光発電の事業者などに一時的に発電を停止させる「出力制御」を実施しています。
 対象になる事業者は約1400にのぼり発電量が10kW未満の家庭用の太陽光発電は対象外です。
 沖縄電力が「出力制御」を実施するのは初めてで、1月2日と1月3日も継続する可能性があるということです。


沖縄電力の「出力制御」トラブルなく終了 県内初実施 2日も気象次第で実施の可能性
                             琉球新報 2023/1/1
 沖縄電力(浦添市、本永浩之社長)は1日、県内では初となる再生可能エネルギーの発電事業者らを対象に、発電の一時停止を求める「出力制御」を実施した。本島系統の発電事業者を対象に同日午前8時~午後4時に実施したが、沖電によると特にトラブルはなかった
 気象状況などによっては2日の昼にも出力制御を実施する可能性があり、沖電は同日朝に判断する。
 「出力制御」は、電気の供給が需要を大きく上回る場合に停電が発生するのを防ぐための措置。沖縄では冬場は電力消費が低く、さらに1月1日が晴れの予報で、太陽光発電の発電量が多くなり、需給バランスが崩れる恐れがあったため、制御を実施した。
 沖縄気象台が1日午後5時に発表した2日の本島地方の天気予報では「曇り時々晴れ」となっている。