2023年1月4日水曜日

柏崎刈羽原発の再稼働へ 政府の動き活発化 「三つの検証」取りまとめは?

 政府昨年末、原発回帰に大きくかじを切り、柏崎刈羽原発6、7号機の「夏以降」の再稼働を目指すと明言しています

 一方、花角新潟県知事は、いわゆる「3つの検証」の結果がそろうまでは再稼働の議論を行わない方針で、検証結果がそろった場合、県としての方針を示したうえで県民の信を問う考えを示していて、議論の先行きは見通せない情勢です。
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柏崎刈羽原発の再稼働へ、政府の動き活発化、問われる新潟県の対応
「三つの検証」取りまとめは?
                             新潟日報 2023/1/3
 原発の依存度低減方針を掲げていた政府が昨年末に一転、原発回帰に大きくかじを切って迎えた2023年は、新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題を巡る動きが活発になりそうだ。政府は6、7号機の「夏以降」の再稼働を目指すと明言。法規制上のハードルとなっている原子力規制委員会の動向をにらみながら、地元理解を得ようと働きかけを強めるとみられる。一方、原発の安全性を巡る新潟県独自の「三つの検証」は大詰めを迎え、取りまとめに向けた県の対応が注目される。...
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柏崎刈羽原発 事実上の運転禁止処分 今後の行方
                  NHK新潟NEWS WEB 2023年01月04日
事実上の運転禁止処分を受けている柏崎刈羽原子力発電所について、東京電力は再発防止策の成果をまとめ、ことし春ごろに報告書を提出する方針で、原子力規制委員会が処分の解除をいつ、どのように判断するか注目されます。
一方、花角知事は、いわゆる「3つの検証」の結果がそろうまでは再稼働の議論を行わない方針で、議論の先行きは見通せない情勢です。
柏崎刈羽原発でテロ対策上の重大な不備が相次いで見つかったことから、原子力規制委員会は事実上、運転を禁止する行政処分を出し、再稼働できない状態が続いています。
こうしたなか、政府は6号機と7号機について、ことし夏以降に再稼働を目指す方針を示し、東京電力はテロリストなどの不正な侵入を検知するセンサーを交換するほか、組織体制の見直しなど再発防止の取り組みを進め、ことし春ごろにその成果をまとめた報告書を提出する方針です。
原子力規制委員会は、東京電力に対し、改善を一過性のものにしない仕組みの構築などを求めていて、処分の解除をいつ、どのように判断するか注目されます。
一方、花角知事は県が独自に進めるいわゆる「3つの検証」の結果がそろうまでは再稼働の議論を行わない方針です。
そして、「3つの検証」の結果がそろった場合、県としての方針を示したうえで県民の信を問う考えを示していて、議論の先行きは見通せない情勢です。