2025年9月4日木曜日

洋上風力 青森県沖も厳しい事業環境に 東北電力は「計画通り進める」

 三菱商事などの企業連合は2021年 秋田県と千葉県の沖合で日本初となる大型の洋上発電事業を落札しましたが、先週 建設費の高騰などを理由に洋上風力発電事業からの撤退を発表しました。

 これを受けて東北電力は青森県沖の洋上風力は「計画通り進める」としたうえで、事業環境の整備に向け、国の議論が進むことに期待したいと述べました。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
洋上風力 青森県沖も厳しい事業環境に 三菱商事などは撤退も 東北電力「計画通り進める」
                          RAB青森放送 2025/9/3
三菱商事などの企業連合が撤退を表明した洋上風力発電事業を巡り、東北電力は青森県沖の洋上風力は「計画通り進める」としています。
三菱商事などの企業連合は、2021年 秋田県と千葉県の沖合で日本初となる大型の洋上発電事業を落札しましたが、先週 建設費の高騰などを理由に撤退を発表しました。
県内ではつがる市と鰺ヶ沢町沖で、発電大手のJERAとグリーンパワーインベストメント、それに東北電力の共同事業体が、最大出力61万5千kWの洋上風力発電事業を計画し2030年6月の運転開始をめざしています。
東北電力はきょうの会見で次のように述べました。
★東北電力青森支店 下屋敷聡 支店長
「入札当時と比較して円安による為替影響や資材価格の高騰などで事業環境が厳しくなっているものとわれわれも認識」
「適切に対応すべく協業会社とともにさまざまな検討を進めている」
「今のところは計画通り進める予定です」
その上で事業環境の整備に向け、国の議論が進むことに期待したいと述べました。