2026年6月15日月曜日

再処理工場完成へ青森県が日本原燃に要望

 六ケ所村の核燃料再処理工場をめぐり、原燃は8日の原子力規制委の審査会合で詳細設計の説明を一通り終えたとして12日、青森県庁を訪ね、小谷知也副知事に審査の進捗状況を報告しました。
 原燃の沼畑秀樹副社長は、今後の予定について「2026年度中の竣工(目標)を堅持する」などと答えました。
 この日、経産省の核燃料サイクル産業課の皆川重治課長も同席し、「竣工に向け官民一体で総力を挙げて取り組むことが必要」とし、国と事業者が協力して検討する「使用済燃料対策推進協議会」を開催する方針を示しました。

 3月に再処理工場の審査の遅れを理由に、むつ市の中間貯蔵施設への新たな使用済み核燃料の搬入を認めない方針を示した青森県の宮下宗一郎知事は13日、「ちゃんと中身を見ないといけない。今の審査の状況をもう一度よく聞きたい」などと話し、審査の進捗について精査する考えを示しました。

 赤沢経産相は「原子力事業者と協議するため私が出席する『使用済燃料対策推進協議会』の開催を調整するよう、事務方に指示した」と述べました。
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再処理工場完成へ青森県が日本原燃に要望 「安全第一に取り組んで」
                           朝日新聞 2026/6/13
 日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)をめぐり、8日にあった国の原子力規制委員会の審査会合で詳細設計の説明を一通り終えたとして、原燃は12日、青森県庁を訪ね、小谷知也副知事に審査の進捗(しんちょく)状況を報告した
 原燃の沼畑秀樹副社長は「竣工(しゅんこう)までの見通しが確かに得られるようになった。一日も早い原子燃料サイクルの確立に向け全力で取り組む」などと話した。
 これに対し、小谷副知事は「竣工に向けた対応について、今後とも安全性を第一義として取り組んでいただきたい」と述べた上で、今後の予定について質問。沼畑副社長は「2026年度中の竣工(目標)を堅持する」などと答えた。
 この日は、経済産業省資源エネルギー庁原子力立地・核燃料サイクル産業課の皆川重治課長も同席。「竣工に向け官民一体で総力を挙げて取り組むことが必要」とし、対応について国と事業者が協力して検討する「使用済燃料対策推進協議会」を開催する方針を示した
 原燃はこの日、六ケ所村にも報告した。橋本隆春村長は「審査が終了したわけではなく、必要な対応がまだ残されている。今年度中としている竣工(目標)を延期することのないよう、必要な対応に全力を傾注して」などとするコメントを出した。
 再処理工場は当初1997年に竣工(完成)予定だったが、完成延期を27回繰り返してきた。完成に向けて原燃は今後、認可の補正申請や設備の検査などを行う。
 青森県の宮下宗一郎知事は3月末、再処理工場の審査の遅れを理由に、むつ市の中間貯蔵施設への新たな使用済み核燃料の搬入を認めない方針を示した。中間貯蔵施設には7~9月に東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)から使用済み核燃料の搬入が予定されている。(三井新)


使用済み核燃料再処理工場の審査 青森県知事「状況をよく聞きたい」
                           朝日新聞 2026/6/14
 日本原燃・使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)への原子力規制委員会の審査をめぐり、青森県の宮下宗一郎知事は13日、「ちゃんと中身を見ないといけない。今の審査の状況をもう一度よく聞きたい」などと話し、審査の進捗(しんちょく)について精査する考えを示した。青森市内で報道陣の取材に応じた
 宮下知事は3月末、再処理工場の審査の遅れを理由に、むつ市の中間貯蔵施設への新たな使用済み核燃料の搬入を認めない方針を示した。この点についてはこの日、「何も変わるところはない」などと述べた。中間貯蔵施設には7~9月に東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)から使用済み核燃料の搬入が予定されている。
 原燃は8日の審査会合で詳細設計の説明を一通り終えたとして、12日に小谷知也副知事に審査の進捗を報告していた。宮下知事は「審査の状況を私自身がまだ確認していない。自分自身の確認が必要だ」とした
 再処理工場は当初1997年に完成予定だったが、完成延期を27回繰り返している。原燃は2026年度中の完成を目標としている。(三井新)


26年度中のしゅん工堅持」日本原燃が県に審査終了報告 赤沢経産相は協議会開催を指示
                         RAB青森放送 2026/6/12
日本原燃は原子力規制委員会の審査会合で六ヶ所再処理工場の安全性に関わる説明をひととおり終えたことを県に報告しました。また赤沢経済産業大臣は核燃料サイクルの課題を議論する協議会の開催を指示しました。
★赤沢亮正 経済産業相
「原子力事業者と協議するため私が出席する『使用済燃料対策推進協議会』の開催を調整するよう、事務方に指示したところでございます」
赤沢大臣が閣議後の会見で開催を指示した「使用済燃料対策推進協議会」では国や大手電力9社のトップが一堂に集まり、核燃料サイクルの課題を議論します。また赤沢大臣はきのうの参議院の委員会で「知事に国による取り組みと進捗を伝えることが重要」と述べていました。
六ヶ所再処理工場は今月8日、原子力規制委員会の審査会合で安全性に関わる説明がひととおり終わりました。ただ日本原燃が今年度中としている完成目標まで残り10か月に迫っています。
完成時期を巡っては宮下知事が「確実に遅れるだろう」と言及しています。またむつ中間貯蔵施設への使用済み核燃料の搬入を認めない考えを示しています。
★赤沢亮正 経済産業相
「国として最大限の人材支援を行っていくつもりで調整を行うなどにより、六ヶ所再処理工場の竣工に向けて官民一体で総力を挙げて取り組むことが必要であると考えています」
県庁では日本原燃が審査の説明終了を県に報告しました。日本原燃の沼畑副社長は「しゅん工までの見通しが確かに得られるようになった」とした上で…。
★日本原燃 副社長 沼畑秀樹
26年度中のしゅん工を堅持しまして、しっかりと進めていきたい」
小谷副知事は宮下知事に伝えるとしたうえで今後も安全性を第一に取り組んでほしいと述べました。
★青森県 副知事 小谷知也
県としては国や事業者の今後の対応についてもしっかりと注視させていただきたい
六ヶ所村にも報告され橋本隆春村長はしゅん工を延期することがないよう求めました。
来月以降、柏崎刈羽原発から使用済み核燃料をむつ中間貯蔵施設に搬入する計画が控えています。搬入を容認するのか、知事の判断が大きな焦点となっています。