4日、柏崎刈羽原発の事故を想定した船による避難訓練が行われ、花角知事が視察する中、参加者が感染症対策を取りながら、住民を船に乗せる手順などを確認しました。
訓練は、地震の被害で道路が使えず、柏崎港から船で住民を避難させるという想定で行われました。
感染症対策も考慮され、住民役の県や市の職員およそ50人が一人一人体温を測定するなどもしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
原発事故想定 船による避難訓練
NHK 新潟NEWS WEB 2020年8月4日
柏崎刈羽原子力発電所の事故を想定した船による避難訓練が行われ、花角知事が視察する中、参加者が感染症対策を取りながら、住民を船に乗せる手順などを確認しました。
東京電力・柏崎刈羽原子力発電所の事故に備えて県や柏崎市などが行った訓練は、地震の被害で道路が使えず、柏崎港から船で住民を避難させるという想定で行われました。
訓練では感染症対策も考慮され、住民役の県や市の職員およそ50人はまず、一人一人体温を測定しました。
そして乗船の受け付けで、新型コロナウイルスに感染した人の濃厚接触者だと申し出た人については、ほかの避難者とは別の入り口から船に乗せるなど、誘導の手順を確認していました。
また4日は花角知事も訓練を視察し、避難に使われた海上自衛隊の掃海艇と第九管区海上保安本部の巡視船に乗り、濃厚接触者の人とそれ以外の人が乗る区画が分けられていることなど、感染症の対策を確かめていました。
訓練を視察した花角知事は「接触をできるだけ避けて避難させる工夫が必要だと思う。今回は導線が分けられ、船の部屋の対応についても感染防止策が取られていることが確認できた。引き続き対応を考えていかなければいけない」と話していました。