日立、英ウェールズの原発計画復活探る-FT紙
ブルームバーグ 2020年8月16日
日立製作所の英子会社ホライズン・ニュークリア・パワーはここ数週間、ウェールズ北部に原子力発電所を建設する計画の復活を探るため英政府当局者と突っ込んだ話し合いをしている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。
ホライズンのダンカン・ホーソーン最高経営責任者(CEO)はFT紙に対し、英国の大型原発向けに新たな資金調達モデルを生み出すことができれば、ウェールズのアングルシー島に「ウィルファ・ネーウィズ原発」を建設する計画は早い再開が可能だと閣僚らの説得を試みていると語ったという。
日立は2019年1月、資金支援などを巡り英政府と合意に達せず、同原発事業を凍結。FTによると、原発計画申請に関する決定は来月末までになされる見込み。