東京電力は9月に、眼鏡型のデジタル端末「スマートグラス」を活用し、福島第1原発の放射性物質濃度などに関する公表資料の作成を自動化するということです。
日本の官庁の事務処理速度が先進国に比べ猛烈に遅いことはコロナの対策でも明らかになっています。
せめて財源豊富な電力会社などで是非事務処理速度を改善してほしいものです。
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福島第1原発、手入力8割削減へ 「スマートグラス」で分析業務効率化
河北新報 2020年08月10日
東京電力は9月、眼鏡型のデジタル端末「スマートグラス」を活用し、福島第1原発の放射性物質濃度などに関する公表資料の作成を自動化する。年間約150万件のデータを手入力する作業が8割削減され、別の廃炉作業に人員を集中させる。
東電は第1原発敷地や港湾内、周辺海域で水などの試料を採取し、放射性物質濃度や水質を毎日分析・公表している。従来は分析手順ごとにデータを手入力し、チェックシートを作成する必要があった。
自動化の導入で、眼鏡型端末の付属マイクから必要な情報を音声入力したり、分析値を画面に表示させたりし、入力内容は別室の分析担当者が同時に確認する。ミスの軽減にもつながるという。