サッカー施設Jヴィレッジで指定廃棄物を2年間内密のまま保管していた問題で、東電の牧野茂徳原子力・立地本部長は25日の定例記者会見で「施設所有者との搬出に向けた調整が不十分で、保管が2年間も続いたことを深くおわびする」と陳謝しましたが、保管の事実を積極的に公表しなかったことに関しては、「安全管理上の観点から差し控えている」と従来の主張を繰り返しました。
続報として紹介します。
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Jヴィレッジの指定廃、東電が搬出遅れを陳謝
河北新報 2020年08月26日
東京電力福島第1原発事故の対応拠点だったサッカー施設Jヴィレッジ(福島県楢葉町、広野町)で指定廃棄物が保管されていた問題で、東電の牧野茂徳原子力・立地本部長は25日の定例記者会見で「保管が2年間も続いたことを深くおわびする」と陳謝した。
指定廃の搬出遅れについて、牧野本部長は「どういう役割分担で搬出するか確認し対応すべきだった」と釈明。施設所有者との搬出に向けた調整が不十分だったことを反省点として挙げた。
保管の事実を積極的に公表しなかったことに関しては、「安全管理上の観点から差し控えている」と従来の主張を繰り返した。
東電は原発事故対応で県から施設を借り受け、原状回復工事を経て2018年に返還。工事で生じた廃プラスチックと汚泥計72立方メートルを返還後も施設内に保管したままにしていた。