2020年8月22日土曜日

新潟 原発避難者訴訟 10月28日に結審

 福島原発事故で福島県から新潟県に避難強いられ住民たちが国と東電に損害賠償を求めた新潟地裁での集団訴訟は、1028日に結審すると決まりました。
 提訴から実に7年になります。この訴訟に限ったことではありませんが、なぜこんなに気が遠くなるほど時間が掛かるのでしょうか。これでは生活のかかった訴訟で早急な救済を求める人たちへの配慮はゼロで、一体何のための裁判かということになります。

 判事たちは超多忙で全く余裕がなく、殆ど流れ作業的に判決を下していると聞いたことがありますが、人々の生活や運命に関わることをそんな風に処理されては堪りません。それがネックだというのなら、それこそ人権にかかわる話なので即刻人員を増やすべきです。
 弁護士の方も、もしも判決まで長時間を要する中で多くの物件を扱う方が収入が増えるからということでそれに馴れ合っているのであれば、許されません。
 裁判が異常に長く掛かってもそれが当たり前という悪弊は改めるべきです。
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原発避難者訴訟 10月28日結審 新潟地裁
新潟日報 2020/08/21
 東京電力福島第1原発事故で避難を強いられ精神的苦痛を受けたとして、福島県から新潟県に避難した住民らが国と東電に損害賠償を求めた新潟地裁での集団訴訟について、10月28日に結審することが20日、決まった。この日の進行協議後、関係者が明らかにした。2013年の提訴から約7年で、大きな節目を迎える。

 訴訟では津波対策を巡る国と東電の責任の有無や、国の指針に基づき東電が支払ってきた賠償額が妥当かどうかが争われている。同様の訴訟は全国で起こされ、判決では国の責任を巡り判断が分かれている。
 新潟訴訟の原告は約800人で、福島県外の訴訟では最大規模。いわき市や郡山市など、避難指示区域外からの避難者が8割を占める。原告側は区域を問わず一律1100万円の賠償を求めている。