愛媛県の中村知事と四国電力の長井啓介社長は3日、定検中の伊方原発3号機でトラブルが相次いだ問題を巡り、県庁で会談しました。
知事は定検の再開について7項目の条件を付けて容認する考えを伝え、長井社長は「真摯に全力で取り組む」と同意しました。
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伊方原発の定期検査再開を容認 愛媛知事、条件付きで四国電に
共同通信 2020/8/3
愛媛県の中村時広知事と四国電力の長井啓介社長は3日、定期検査中の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)でトラブルが相次いだ問題を巡り、県庁で会談した。中村知事は停止している定期検査の再開について条件付きで容認する考えを長井社長に伝えた。
中村知事は容認の条件として、根本的な原因を継続して調べ、安全性の確保や県民の信頼回復に努めることなど7項目を要請。長井社長は「真摯に全力で取り組む」と同意した。会談後、長井社長は記者団に「準備が整ったものから順次再開していく」と述べた。
伊方3号機では1月6~25日に誤って制御棒を引き抜くなど4件のトラブルが発生した。
伊方原発3号機 中村知事が定検再開を条件付き容認
愛媛新聞 2020年8月3日
定期検査中の四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)での誤った制御棒引き抜きなど1月に続出したトラブルに関し、愛媛県の中村時広知事は3日、県庁で、四電の長井啓介社長に、安全性向上に向けた詳細調査の実施や県民の信頼回復など7項目の対応を要請し、全項目の受け入れを前提に、トラブルを受けて四電が自主的に中断している定検の再開を認めた。要請に長井社長は「一つ一つをしっかり受け止め、全力で取り組む」とし、近く定検を再開する考えを示した。