2021年12月1日水曜日

玄海原発3号機 1次冷却水のヨウ素濃度が上昇

 九州電力は30日、玄海原発3号機で、原子炉格納容器内の1次冷却水の放射性ヨウ素濃度が通常より数倍に上昇したと発表しました。その値は運転上の制限値6万3000ベクレルより遥かに下回っています。燃料棒に微小な穴などが発生し放射性物質が漏れ出している可能性ります。
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玄海原発3号機 ヨウ素濃度が上昇 外部に放射能の影響は出ず
                            毎日新聞 2021/11/30
 九州電力は30日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)で、原子炉格納容器内の1次冷却水の放射性ヨウ素濃度が通常より上昇したと発表した。燃料棒に微小な穴などが発生し放射性物質が漏れ出している可能性もあるとして、週3回の検査を毎日1回にして監視を強化する。外部への放射能の影響は出ていないといい、運転は継続する。
 九電によると11月29日まで1立方センチメートル当たり0・11ベクレル程度だったヨウ素濃度が、30日には0・74ベクレルまで上昇した。運転上の制限値6万3000ベクレルは下回っている。【峰下喜之】