2019年5月18日土曜日

福島原発 排気筒の解体作業延期 クレーンの高さ足りず

 福島原発の高さ120の排気筒の解体今月20日に始める予定でしたが、模擬の装置で確認したところ、クレーンの高さが16m足りないことがわかり、作業は延期となりました。6月中には開始出来る見通しです
 なぜこんな単純なミスが頻発するのか不思議です。
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福島第一原発 排気筒の解体作業延期 クレーンの高さ足りず
NHK NEWS WEB 2019年5月14日4時58分
東京電力福島第一原子力発電所の高さ120メートルの排気筒の解体について今月20日に始める予定でしたが、模擬の装置で確認したところ、クレーンの高さが足りないことがわかり、作業は延期となりました。作業開始の時期は未定だということです。
 
福島第一原発の1号機と2号機の建屋の隣には、事故で内部に高い濃度の放射性物質が付着している高さ120メートルの排気筒があり、地元の協力企業が今月20日から解体作業を始める予定でした。
しかし11日、模擬の解体装置をクレーンでつるして確認したところ、クレーンが必要な高さよりも1.6メートルほど足りないことがわかったということです。
東京電力は余裕をもって設計していたとしていますが、実際にはクレーンのアームの角度に誤差が生じ、想定よりも高さが足りなかったということです。
このため今月20日の解体作業は延期となりましたが、作業開始の時期は未定だということです。
 
 
排気筒解体作業、延期で6月に 福島第1原発
共同通信 2019/5/16 19:29
 東京電力は16日、廃炉作業中の福島第1原発で、1、2号機の共用排気筒(高さ約120メートル)の解体作業を6月中に開始する考えを明らかにした。排気筒は8年前の事故により放射性物質で高濃度に汚染されている。当初は今月20日を予定していたが、解体に使う大型クレーンで切断装置を十分な高さまでつり上げられないことが判明し、延期を発表していた。
 
 12月中が目標の解体終了時期に影響はないという。
 東電によると、高さ不足の対応策として、クレーンのアームを継ぎ足して長くするか、アームの角度を現状より最大10度上向きにするかの方法を今後検討する。