2020年6月6日土曜日

06- 敦賀原発2号機 削除した過去の断層データ提出へ

 原電による断層データの書き換え問題については5日付でも紹介しましたが、NHKはやや違う面について報じていますので紹介します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
敦賀原発2号機 日本原電 削除した過去の断層データ提出へ 
NHK NEWS WEB 2020年6月4日
福井県にある敦賀原子力発電所2号機について、日本原子力発電が断層に関する資料から過去のデータを一部削除し、最新の結果のみを記載したことは、評価に影響し、不適切だと原子力規制委員会が指摘している問題で、日本原電は、改めて削除したデータを提出するなどの対応をとるとしています。
日本原電は、再稼働を目指す敦賀原発2号機について、ことし2月、原子力規制委員会に提出した原発の真下を通る断層に関するボーリング調査の資料で過去に示した観察結果の一部を削除し、最新の解析結果のみを記載していました。
これに対して、規制委員会はデータの比較ができず、評価に影響するもので不適切だとして審査を中断しています。

日本原電は4日、規制委員会で対応について説明し、削除は恣意的(しいてき)なものではなかったとしたうえで、改めて削除したデータを提出するとしました。
また、客観的な立場から資料のデータの扱いが妥当か、チェックをする態勢を社内につくるなどの再発防止策を説明しました。規制委員会では、日本原電の対応が妥当かどうか検討するとしています。