建設中大間原発(青森県大間町)は、電源開発が作成した耐震設計の審査資料で「km」と「m」の単位を取り違えて計算したデータが記載されていたため審査が約4カ月中断していましたが、原子力規制委は30日、審査を再開しました。
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青森・大間原発、審査4カ月中断 耐震設計の単位取り違えで
共同通信 2023/6/30
原子力規制委員会は30日、建設中の電源開発大間原発(青森県大間町)の稼働に向けた審査を約4カ月ぶりに再開した。同社が作成した耐震設計に関わる審査資料で「キロメートル」と「メートル」の単位を取り違えて計算したデータが記載されていたため、2月から審査会合は中断していた。
電源開発によると、データ解析を委託した企業が、原発周辺の断層が引き起こす地震動の計算で、地表から断層上端までの深さを3キロメートルと入力するべきなのに、誤って3メートルと入力した。そのため、実際より大きな揺れに見舞われると評価した。
審査会合に出席した杉山弘泰副社長は「大変に重大な誤りだった」と陳謝した。