2013年10月27日日曜日

鈴鹿市公民館に高校生の放射能研究成果を展示

 三重県鈴鹿市の白子公民館、地元の白子高の生徒たちが放射能についてまとめた研究成果展示されています。
 白子高校生が文化祭のために制作した模造紙四十枚の大作で、展示を見た杉谷哲也館長が「これだけ本格的に調べる労力がすごいし、何より知りたい情報が分かりやすくまとめられている」と内容に感銘を受けて譲ってもらったものです

 高校生たちは「放射能は怖いイメージがある一方、どこか遠くのことに感じる。しっかり知りたい」と話し合ってテーマを決め、放射能の仕組み、歴史、人体に与える影響などについて、一人一人が持ち寄った情報を精査し、図や写真を添えたりクイズ形式にしたりしてまとめました。
 展示の中心メンバーの岩谷莉奈さんは、「一生懸命作ったので、地域の人たちに見てもらえるのは本当にうれしい」と話しています。

 生徒たちのこうした自主的な研究成果が地域に伝わることは、放射能の真実が広まることであって力強いことです。
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【三重】 白子高生の放射能研究成果を展示
中日新聞 2013年10月26日
 鈴鹿市の白子公民館で、地元の白子高の生徒たちが放射能についてまとめた研究成果を展示している。文化祭のために制作した模造紙四十枚の大作で、展示を見た杉谷哲也館長が内容に感銘を受けて譲ってもらった。一部を入れ替えながら十一月八日まで館内に掲示する。その後も保管し、希望があれば貸し出す。

 吹奏楽コースの一年二組四十人が、各クラスごとに研究成果を掲示する文化祭の催しで制作した。「放射能は、東日本大震災による原発事故で怖いイメージがある一方、どこか遠くのことに感じる。しっかり知りたい」と話し合い、テーマを定めた。
 放射能の仕組み、歴史、人体に与える影響でグループ分けし、一人一人が持ち寄った情報を精査。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故での被害や内部被ばくと外部被ばくの違い、東京電力福島第一原発事故の経緯、エックス線など日常生活での利用について、図や写真を添えたりクイズ形式にしたりしてまとめた。

 展示物は、先月二十七日の文化祭で掲示を終えたら、すぐ焼却処分する予定だった。だが見学に訪れた杉谷館長が「これだけ本格的に調べる労力がすごいし、何より知りたい情報が分かりやすくまとめられている」と、その場で生徒に譲渡を願い出た。
 白子公民館では、展示スペースと階段の壁に、四十枚から選んだ十六枚を並べ、随時入れ替える。ほかの公民館や団体などにも貸し出す考えだ。
 展示の中心メンバーの一人、岩谷莉奈さん(16)は「制作途中から、一生懸命作ったのに捨てるのは、もったいないと皆で話していた。地域の人たちに見てもらえるのは本当にうれしい」と話している。(鈴木智重)


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