2013年10月22日火曜日

福島原発で海水24時間測定へ

 福島原発で高濃度汚染水の海洋流出が繰り返されていますが、東電は、放射性物質の濃度を24時間連続で測定できる装置を原発近くの海に設置することにました。
 世界に情報を発信するためにも海水汚染の実態を把握することは必要ですが、正しい代表値が得られるためには、設置台数や場所測定方法をどうするのかが問題となりそうです。
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東電 福島第一原発で海水24時間測定へ
NHK NEWS WEB 2013年10月22日
東京電力は、福島第一原子力発電所から新たなトラブルなどで、汚染水が海に流れ出した場合に迅速に把握できるよう、海水の放射性物質の濃度を24時間連続で測定できる装置を原発近くの海に設置することになりました。

これは、21日開かれた福島第一原発の汚染水の海への影響調査を検討する原子力規制委員会の有識者会合で示されました。
東京電力では、おととしの事故後、福島第一原発の港湾内や沿岸で、1日に1回、海水の放射性物質の濃度を測定していますが、専門家からは、新たなトラブルなどで汚染水が流れ出た場合に迅速に把握したり、流出量の推計に活用したりするため、24時間連続の測定を求める意見が出されていました。
これを受けて東京電力は、24時間連続の測定装置を原発近くの海に設置する方針を明らかにし、来月、開かれる次の会合で、設置場所や測定方法などの具体的な計画を示すことになりました。
また、21日の会合では、原子力規制庁が、福島第一原発からおよそ300キロ沖までの範囲で行っている海水の測定について、1000キロから3000キロほど離れた海域でも今年度、実施する方針を示しました。
規制庁は「遠洋航路の船の協力を得てデータを取り、影響を懸念している北太平洋の沿岸国に示したい」と話しています。