2019年2月25日月曜日

双葉町 「戻りたい」10.8%で横ばい 

 復興庁は22日、福島原発事故で全町避難が続く双葉町の住民意向調査結果を公表しました。
「戻りたい」と回答した割合は201710月の前回調査と比べ0.9ポイント減、「戻らない」は0.4ポイント増といずれも横ばいとなりました
 戻らないと決めた人の理由は「避難先で自宅を購入するなど継続的に居住する予定」が54.5%、「医療環境に不安」が49.5でした
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<双葉町>「戻りたい」10.8%で横ばい 
      戻らない理由「医療環境に不安」が最多 住民意向調査
   河北新報 2019年2月23日
 復興庁は22日、東京電力福島第1原発事故で甚大な被害に遭い、全町避難が続く福島県双葉町の住民意向調査結果を公表した。「戻りたい」と回答した割合は2017年10月の前回調査と比べ0.9ポイント減、「戻らない」は0.4ポイント増といずれも横ばいとなった。
 「戻りたい」は10.8%(前回11.7%)、「戻らない」は61.5%(61.1%)。「まだ判断がつかない」は25.6%で前回比0.5ポイント減だった。
 
 「まだ判断がつかない」と答えた人に帰還を判断するために必要なことを尋ねると、「医療・介護福祉施設の再開や新設」が56.7%で最多。「住宅の修繕や建て替えへの支援」が49.1%、「商業施設の再開や新設」が29.0%と続いた
 
 戻らないと決めた人の理由は「避難先で自宅を購入するなど継続的に居住する予定」が54.5%、「医療環境に不安」が49.5%だった。
 町は20年春までに町北東部の避難指示解除準備区域と、JR双葉駅周辺の一部区域の避難指示解除を目指す。帰還困難区域に整備する特定復興再生拠点区域全域は、22年春までの解除を目標としている。
 調査は復興庁と県、町が共同で18年10~11月に実施。回答率は48.0%。