九州電力は7日、原子力規制委の審査会合で川内原発1号機の原子炉格納容器内の新たな「真空逃がし装置」の運用を12月に始める計画を示しました。従来は海外製の装置でしたがこれを国内製に変更するというもので、昨年12月に認可を受けました。
「真空逃がし装置」とは聞きなれない言葉ですが、検索すると「原子炉格納容器内の圧力が異常に上昇した場合に、圧力を下げて格納容器の破損を防ぐための設備」であり、通常の安全弁と同じ機能を持つものです。
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原発に重要な「新・真空逃がし装置」、海外製から国内製に変更 九州電力、12月に運用開始へ
南日本新聞 2025/8/8
九州電力は7日、原子力規制委の審査会合で、川内原発(鹿児島県薩摩川内市)1号機の原子炉格納容器内の新たな「真空逃がし装置」の運用を12月に始める計画を示した。2号機は2026年3月を予定している。
容器内圧の急激な変化による破損を防ぐ装置で、建設時から設置している。取り換え工事は10月に始める予定。
九電によると、消耗部品の製造中止や技術指導員の高齢化に対応するため、海外製の装置を国内製に変更する。変更は24年4月に申請し、12月に認可を受けた。