関西電力が美浜原発での新たな原発建設に向けた調査を始めることを巡り、市民団体ネットワーク「避難計画を案ずる関西連絡会」は1日、建設に反対を表明するよう求める要望書を滋賀県の三日月大造知事宛てに提出しました。
同会の井野文さんは、その後の記者会見で「美浜原発の増設については今からなら止められる。強く反対と言ってほしい」と話しました。
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関電の新原発建設「今からなら止められる。強く反対と言って」 市民団体が滋賀県知事に要望書
京都新聞 2025年8月2日
関西電力が美浜原発(福井県美浜町)での新たな原発建設に向けた調査を始めることを巡り、市民団体ネットワーク「避難計画を案ずる関西連絡会」は1日、建設に反対を表明するよう求める要望書を滋賀県の三日月大造知事宛てに提出した。
要望書は、原発新設で事故の危険性が高まり、行き場のない使用済み核燃料が増えると指摘。国の原子力災害対策指針で複合災害についての避難計画の詳細が詰められておらず、県北部で孤立集落が生まれかねない点も挙げ、県が関電や国に新設反対を申し入れるよう訴えている。
同ネットワークのメンバー7人らが県庁を訪れ、原子力防災室の担当者に要望書を手渡した。構成団体の一つ「避難計画を考える滋賀の会」の井野文さん(59)は、その後の記者会見で「美浜原発の増設については今からなら止められる。強く反対と言ってほしい」と話した。