2025年8月18日月曜日

玄海原発でドローンとみられる飛行物 九州電力が国に改善策示す

 7月に佐賀県の玄海原発でドローンとみられる3つの光が確認されたことを受け、九州電力が8月12日、対応の改善策を原子力規制庁に示したことが分かりました。
 九州電力は飛行物の発見から原子力規制庁への通報までに50分あまりかかっていて、改善策には、通報までの対応時間の目安を設けることなどが盛り込まれているということです。
 迅速な通報は勿論必要ですが、より重要なことは不審な飛行体の侵入時に原発が守れる体制になっているかの方でそちらを急ぐべきです。
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玄海原発でドローンとみられる光 九州電力が国に改善策示す
                          RKB毎日放送 2025/8/14
今年7月、佐賀県の玄海原子力発電所でドローンとみられる3つの光が確認されたことを受け、九州電力が対応の改善策を原子力規制庁に示したことが分かりました。
7月26日夜、佐賀県の玄海原発の上空で警備員4人がドローンとみられる3つの光を確認しました。
当時、九州電力は飛行物の発見から原子力規制庁への通報までに50分あまりかかっていて、連絡体制に課題があるとの指摘も出ていました。
九電は事前に定められた手順で通報したものの、課題があったとして、8月12日、原子力規制庁に改善策を示しました。
改善策には、通報までの対応時間の目安を設けることなどが盛り込まれているということです。
九電は「今後も関係機関と協議しながら事業所として対策を進めていく」とコメントしています。


玄海原発の上空に三つの飛行体、九州電力が7項目の検討課題を原子力規制庁に提示…緊急時の連絡態勢など
                            読売新聞 2025/8/15
 九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の上空でドローンとみられる三つの飛行体が確認された問題で、九電が緊急時の連絡態勢など改善が必要な課題をまとめ、原子力規制庁に提示したことが分かった。
        【地図】玄海原発
 飛行体は7月26日午後9時頃、発電所の正門付近で警備員が確認したが、「原子力施設の運転に影響を及ぼす恐れがある」として、原子力規制庁に通報するまでに45分ほどかかった。
 九電が12日付で規制庁に提示した資料によると、通報までの即時性を改善するため対応時間の目安を設定することや、確定した情報かどうかを明確に伝えることなど、7項目の検討課題をあげた。今後、具体的な対策の検討を進める
 同庁の担当者は「ドローンかどうか、情報が二転三転してしまったことなど、情報発信の仕方も精査したい」と話した。
 九電によると、ドローンとみられる飛行体は発見できていないという。


玄海原発上空にドローンと思われる3つの光 九州電力が国に通報するまでの流れについて改善策示す
                        TBS NEWS JNN 2025/8/14
先月下旬、佐賀県にある玄海原発の上空でドローンと思われる3つの光が確認されたことについて、九州電力は国に通報するまでの対応に課題があったとして、改善策を原子力規制庁に示したことが分かりました。
先月26日、佐賀県玄海町にある九州電力の玄海原発の上空でドローンと思われる3つの光が確認されました。
九州電力は、当時、警備員4人が飛行物を確認、原発の運転に影響を及ぼす可能性がある核物質防護に関する情報にあたると判断し、原子力規制庁に通報していました。
飛行物の発見から通報までにおよそ50分かかっていましたが、原子力規制庁によりますと、九州電力は事前に定められた手順で通報したものの、課題があったとして、改善策を示したということです
九州電力は改善策として、▼通報までの対応時間の目安を設けることや、▼情報収集を強化する必要があるか判断するための基準を明確化することなどを示していて、原子力規制庁は通報や情報共有などの流れを検証するとしています。