2021年2月7日日曜日

7号機再稼働 知事「検証結果の周知と県民の意思確認」

 新潟県の花角知事は5日、原発や水俣病など人権や環境問題に取り組む市民団体に対し、柏崎刈羽原発7号機の再稼働をめぐる県民の意見集約に関し、原発事故の検証結果の周知とともに、県民の意思をどうのように確認するかが重要だとの認識を示しました。

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再稼働 知事「県民の意思確認」
                  NHK 新潟NEWS WEB 2021年2月5日
新潟県の花角知事は5日、原発や水俣病など人権や環境問題に取り組む市民団体に対し、柏崎刈羽原子力発電所7号機の再稼働をめぐる県民の意見集約に関し、「意思を確認するプロセスが必要だ」と述べ、県が進める原発事故の検証結果の周知とともに、県民の意思をどのように確認するかが重要だとの認識を示しました
人権や環境問題に取り組む市民団体、「新潟県平和運動センター」の齋藤悦男・議長ら6人が5日、花角知事を訪れ、来年度の県の施策に対して要望書を渡しました。
このなかで齋藤議長が柏崎刈羽原発7号機の再稼働について「住民にとって大事な問題で、県民の意見は広くある。きちんと県民の信を問うてほしい」と求めました。
これに対し花角知事は「県が進める原発事故の検証結果が出てから議論をしたいと思うが、検証結果を県民に理解していただき、意思を確認するプロセスが必要だ」と述べ、原発事故の検証結果の周知とともに、県民の意思をどうのように確認するかが重要だとの認識を示しました。
このほか要望書では、新潟水俣病について、経験や教訓を生かすために県が主体となって毎年、「祈念式典」を行うことや授業の準備などを補助する「スクールサポートスタッフ」がいない学校への配置などを求めています。
「新潟県平和運動センター」の齋藤議長は「1年後には知事選があり、原発も何らかの動きがあると思う。署名活動などを通して、県民の声を知事に届ける努力をしていきたい」と話していました。