チェルノブイリ原発事故の被災者や遺族の証言をつづった「チェルノブイリの祈り」の「完全版」(増補改訂版)が17日発売されました。旧版にはなかった証言が収められるなど全体的に加筆され、分量は1.7倍になりました。
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福島事故10年を前に増補版 「チェルノブイリの祈り」
共同通信 2021/2/20
1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の被災者や遺族の証言をつづった「チェルノブイリの祈り」の「完全版」が今月17日、発売された。ベラルーシのノーベル文学賞作家スベトラーナ・アレクシエービッチさんの作品で、旧版にはなかった証言が収められたほか、全体的に加筆された増補改訂版。分量は1.7倍になった。
出版元の岩波書店では「3月で東日本大震災と福島第1原発事故から10年になる節目を前に、事故は収束していないという現実と被災者への思いを新たにしてもらえれば」としている。
96年に発表された「チェルノブイリの祈り」の日本語訳単行本は98年に出版された。