2021年2月6日土曜日

06- 柏崎商議所 東電へ「大きな失望」 再発防止と説明求める

 柏崎刈羽原発で、所員が他人のIDカードを使って制御室に入るなどの失態が相次いだことについて、柏崎商工会議所の西川正男会頭は3日、同原発の石井武生所長と面会し、問題の解明と地域への説明を求める申し入れ書を手渡しました。

 原発推進の商議所が東電に厳しい要求をするのは2006年の温排水データ改ざん問題以来となります。
 西川会頭は面会後、記者団に対し、再稼働については「スケジュールありきではなく、東電の回答を判断し、進めていく」と語りました
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柏崎商議所 東電へ「大きな失望」 相次ぐ失態 再発防止と説明求める
                           新潟日報 2021/02/04
 東京電力柏崎刈羽原発を巡る失態が相次いだことについて、新潟県の柏崎商工会議所の西川正男会頭は3日、柏崎市で同原発の石井武生所長と面会し、問題の解明と地域への説明を求める申し入れ書を手渡した。原発推進の立場の商議所が東電に不満を表明し、厳しい要求をするのは2006年の温排水データ改ざん問題以来。
 同商議所は文書で、東電の失態について「安全意識への疑念と、管理体制への不安を抱かせた」と指摘した。同商議所が1969年の誘致決議以来、原発を推進してきた経緯に触れ「再稼働に向けて取り組んできたわれわれにとって大きな失望。信頼関係を揺るがしかねない」と批判した。
 その上で(1)解明と再発防止策の確立(2)地域への説明(3)信頼回復への取り組み-の3項目を要望した。

 西川会頭は「(今回の失態は)中小企業でもかなり神経をとがらせている部分。東電の考えを聞かせてほしい」と伝えた。石井所長は「しっかり対応したい」と述べた。
 西川会頭は面会後、7号機の再稼働について「スケジュールありきというより、東電の回答を判断し、進めていく」と語った。