柏崎刈羽原発7号機の「フィルター付きベント」の部品の溶接部に対して行う複数の品質確認(カラーチェック等)の一部が実施されていませんでした。
チェックされた部品と交換する方針です。
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柏崎原発、重要設備で試験漏れ
新潟日報 2021/02/11
東京電力が再稼働を目指す柏崎刈羽原発7号機の重大事故に備えた設備で、一部の品質試験が行われていなかったことが10日、分かった。原子力規制庁の検査で発覚し、同日開かれた原子力規制委員会の定例会合で報告された。
規制庁によると、不備が見つかったのは重大事故時に原子炉格納容器の破損を防ぐために蒸気を放出する設備「フィルター付きベント」。部品の溶接部に対して行う複数の品質確認の試験の一部が実施されていなかった。規制庁による7号機の使用前確認で分かった。
東電は、問題の部品が新規制基準の施行前に発注されたものだとして、交換する方針。規制庁は基準に違反していた可能性もあるとし、今後も確認作業を続けるとしている。