2021年2月19日金曜日

19- 柏崎刈羽原発 侵入者検知機器損傷/福島第二原発でIDカード紛失

 東電によると、柏崎刈羽原発では1月27日、原発への侵入者を検知する機器を誤って損傷させました。ほかにも同様の機器が故障していました。
 また、福島第二原発では今月16日、社員1人が核燃料を扱う施設などに入るためのIDカードを紛失していたことがわかりました。
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侵入者検知機器損傷・IDカード紛失…東電、核物質防護上の問題発覚と発表
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 東京電力は19日、柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)と福島第二原発(福島県)で、テロ対策などの核物質防護上の問題が起きていたと発表した。いずれも対策を講じた上で、原子力規制委員会に報告した。
 東電によると、柏崎刈羽原発では1月27日、原発への侵入者を検知する機器を誤って損傷させたほかにも同様の機器が故障しており、今月15日に復旧の見通しなどについて規制委に報告した。
 また、福島第二原発では今月16日、社員1人が核燃料を扱う施設などに入るためのIDカードを紛失していたことがわかった。東電によると、2016年4月の時点で使用実績が1年以上なかったため、カードを使えなくする手続きを行っていた。

 昨年9月に柏崎刈羽原発の所員が他人のIDカードを使って中央制御室に不正に進入した問題を受け、東電は核物質防護に関する問題を速やかに公表する方針を示している。