記録と記憶後世へ 双葉の伝承館が追悼事業の概要発表
福島民報 2021/02/19
双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館は三月、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から十年に合わせた追悼事業を館内と、隣接の広場で繰り広げる。
十八日、事業概要を発表した。「東日本大震災・原子力災害から10年。記録と記憶を後世へ」をテーマに開催する。メインイベントは無料動画投稿サイト「ユーチューブ」で会場の様子を配信する。
メインイベントと特別講演は事前申込制で聴講を受け付ける。定員は先着各四十人。参加費は無料。特設ホームページから申し込む。
メインイベントの活動報告とトークセッションの登壇者は次の通り。
▽第1部=喜浦遊(大熊町教育総務課)青木淑子(富岡町3・11を語る会代表)瀬戸真之(東日本大震災・原子力災害伝承館事業課長代理)難波謙二(モデレーター、福島大環境放射能研究所長兼教授)
▽第2部=鞍田炎(福島民報社取締役いわき支社長兼浜通り創生局長)小野広司(福島民友新聞社執行役員編集局長)野地誠(県文化スポーツ局長)難波謙二(モデレーター)
▽第3部=熊谷正則(東日本大震災津波伝承館副館長)黒川智夫(長崎原爆死没者追悼平和祈念館長)久保雅之(広島原爆死没者追悼平和祈念館長)小林孝(モデレーター、東日本大震災・原子力災害伝承館副館長)
【東日本大震災・原子力災害伝承館の追悼事業の概要】
◆メインイベント
3月6日午前10時~
・基調講演(小沢喜仁福島大共生システム理工学類特任教授)
・活動報告とトークセッション(第1部~第3部)
・ふたば未来学園高による演劇
◆特別講演(前首長講演)
3月3日午後1時30分~
・松本允秀前葛尾村長
3月7日午後1時30分~
・渡辺利綱前大熊町長
3月14日午後1時~
・菅野典雄前飯舘村長
◆特別講演(伝承館研究成果発表会)
3月13日午後1時30分~
・高村昇館長、安田仲宏・関谷直也・開沼博の3上級研究員
◆追悼イベント
3月10日午後2時30分~
・大だこあげ
3月10、11日午後5時~
・キャンドルナイト
※11日は午後5時30分からピアノ生演奏も催す。