2021年2月22日月曜日

22- 福島第1原発1号機 原子炉格納容器で圧力低下

 東電は21日、福島第原発1号機の原子炉格納容器の圧力が1.21キロパスカルから0.90キロパスカル低下したと発表しました。(1キロパスカル1/98・kg/cm2)

 13日に発生した震度6強の地震に伴い、原子炉格納容器から水が漏れ水位が下がったため、格納容器の損傷部分の一部が露出しガスが抜けたためと見られています。
 原子炉格納容器内では放射能で水が水素と酸素に分解されるので、水素可燃限界に至らないようにチッソが封入されています。
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第一原発1号機格納容器圧力低下 放射線量変化なし
                            福島民報 2021/02/22
 東京電力は二十一日、福島第一原発1号機の原子炉格納容器の圧力が低下したと発表した。福島県沖で十三日に発生した最大震度6強の地震に伴い、原子炉格納容器の水位が下がった影響とみている。周辺の放射線量に変化はないとしている。
 東電は、水位低下により格納容器の損傷部分の一部が露出し空気が抜けたことで、圧力が下がったと推測している。圧力は二十一日午後五時半ごろは一・二一キロパスカルだったが、同六時ごろには〇・九〇キロパスカルとなった。原子炉への注水は継続しており、格納容器底部にある溶融核燃料(デブリ)の冷却などに問題はないという。
 1号機と3号機では地震で格納容器の損傷部分が拡大し、原子炉建屋内に漏れ出る水量が増えた可能性がある。格納容器底部からの水位は1号機で約一・九メートルから四十~七十センチ程度、3号機で約六・三メートルから三十センチ程度それぞれ下がった状態が続いている。


福島第1、格納容器の水位低下 1、3号機の原子炉
                             共同通信 2021/2/19
 東京電力は19日、福島第1原発1、3号機の原子炉格納容器で水位の低下傾向がみられると発表した。13日に宮城、福島両県で最大震度6強を記録した地震の影響の可能性があるという。溶け落ちた核燃料への注水は継続中で、冷却に問題があるとの情報はない。周辺の放射線量に変動はないという。
 東電によると、18日に1号機で水位低下傾向を確認し、他の号機も含めて詳しい状況を調べ、3号機でも水位が低下傾向と分かったという。