2021年6月23日水曜日

菅首相 “温室効果ガス 2050年までに排出ゼロ”と

 22日開かれた「SDGs」達成に向けた政府の推進本部で、菅首相は2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする政府目標を実現する考えを強調しました。

 それは大いに結構で必要なことですが、もしも原発の大々的な再稼働を意図しているのであれば大間違いです。原発は危険で環境を放射能で汚染するだけでなく、熱効率が悪い分海水を暖めるので地球の温暖化防止にも反します。
 CO2排出をゼロにするには再生可能エネルギーを拡充するのが唯一の方法で、風力発電、太陽光発電の拡充と電力の安定供給のための電力網の整備と合理化、それに大規模で廉価な蓄電設備の開発が必須です。
 抽象的なことをいうのではなく 地道に方法論を立ててその実現を目指すべきです。
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
菅首相 “温室効果ガス 2050年までに排出ゼロ”目標実現を
                     NHK NEWS WEB 2021年6月22日
国連が定めた持続可能な開発目標=「SDGs」の達成に向けた政府の推進本部で、菅総理大臣は、ポストコロナ時代では未来を先取りする社会変革が重要だとして、2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする政府目標を実現する考えを強調しました。
2030年までに世界から貧困や格差をなくすことなど国連が定めた持続可能な開発目標=「SDGs」の達成に向け、政府は総理大臣官邸で、推進本部の会合を開きました。
この中で、菅総理大臣は「ポストコロナ時代における持続可能な開発目標の達成に向け、未来を先取りする社会変革に取り組んでいくことが重要だ」と指摘しました。
そのうえで、気候変動問題について、人類全体で解決を目指すべき待ったなしの問題だとして、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする政府の目標を実現する考えを強調しました。
また、推進本部では、目標に向けた達成状況が報告され、再生可能エネルギーの導入は着実に進展しているとする一方、女性活躍の面では、ジェンダーギャップ指数が世界で156か国中120位だとして「大変残念な状況だ」としています。
さらに、民間の有識者などによる評価も示され「『2050年カーボンニュートラル』の実現に鑑みると、再生可能エネルギーの大幅な増加には、いまだ程遠く、さらなる導入拡大が必要だ」と指摘しています。