2021年6月25日金曜日

25- 六ヶ所村 低レベル放射性廃棄物埋設施設の増設 事実上審査合格

 低レベル放射性廃棄物を埋設する青森県六ヶ所村にある「低レベル放射性廃棄物埋設センター」満杯に近づいていることを受けて、事業者が申請していたドラム缶26万本分を受け入れる施設の増設について、原子力規制委は23事実上の合格を示す審査書案を取りまとめました。日本原燃はここで300年にわたり監視する計画です。

           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
低レベル放射性廃棄物の埋設施設の増設 事実上審査合格 規制委
                     NHK NEWS WEB 2021年6月23日
全国の原子力発電所から出た低レベル放射性廃棄物を埋設する青森県の施設が満杯に近づいていることを受けて、事業者が申請していた施設の増設について、原子力規制委員会は23日に事実上の合格を示す審査書案を取りまとめました
青森県六ヶ所村にある「低レベル放射性廃棄物埋設センター」では、全国の原発から出る廃液や金属などといった低レベル放射性廃棄物を1992年から受け入れてきました。
今ある施設の容量は200リットルのドラム缶にして、合わせておよそ36万本分で、これまでに受け入れた量がおよそ33万本分と、9割ほどが埋まり、事業者の日本原燃は3年前、新たに26万本分を受け入れる施設の増設を原子力規制委員会に申請していました。
施設では、コンクリートで覆った廃棄物を地下およそ20メートルの深さに水を通しにくい土などで埋め、その後、日本原燃が300年にわたり監視する計画です。
23日の会合で、規制委員会は放射性物質の漏えい対策は妥当で、漏えいしても影響は小さいなどとして、事実上合格を示す審査書案を取りまとめ、今後、正式に合格する見通しとなりました。
日本原燃は、来年度から増設した施設の一部で運用を始めたいとしています。