東京高裁は28日、福島原発事故を巡り業務上過失致死傷罪で強制起訴され、一審で無罪となった東電の勝俣恒久元会長ら旧経営陣3人の控訴審初公判を11月2日に開くと明らかにしました。
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東電強制起訴、11月に控訴審 福島原発事故巡り、旧経営陣3人
共同通信 2021/6/28
東京高裁は28日、福島第1原発事故を巡り業務上過失致死傷罪で強制起訴され、一審で無罪となった東京電力の勝俣恒久元会長(81)ら旧経営陣3人の控訴審初公判を11月2日に開くと明らかにした。他の2人は武黒一郎元副社長(75)と武藤栄元副社長(71)。刑事責任の有無が改めて審理される。
2019年9月の一審東京地裁判決は、国が02年に公表した国の地震予測「長期評価」の信頼性を否定。「津波を具体的に予見し、対策工事終了まで運転停止すべき法律上の義務はなかった」として、3人を無罪とした。
検察官役の指定弁護士は控訴趣意書で、一審判決の判断は誤りだと主張している。