福島で除染土から漏水、外部流出 中間貯蔵施設
共同通信 2021/12/2
環境省は2日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染土を福島県大熊町の中間貯蔵施設に搬入した際、袋から漏れ出た放射性物質を含む恐れのある水を排水路に流すルール違反があったと発表した。川を通じて施設外に流出したが、放射線量の上昇など環境への影響はなかったとしている。
同省によると、8月24日、大型土のう6袋を積んだトラックがカーブで最大188リットルの水を路面に漏らした。縛り口が緩かったとみられる。同省のガイドラインなどでは、水を吸着材で回収し浄化設備に運ぶ必要があったが、作業員はそのまま雨水用の排水路に流した。