次世代原子炉「革新軽水炉」に関する原子力規制庁と電力会社側の意見交換会が9日に開かれ、論点などを確認しました。約1年後をめどにまとめ原子力規制委に報告する予定です。次世代型は、溶融燃料を受け止める「コアキャッチャー」を備えるのでその分原子炉建屋の階高が上がるなどします。海外では建設費が従来の3倍ほどに増加して物議を醸しています。
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「革新軽水炉」巡り原子力規制庁と電力会社側が初会合…安全基準新設の必要性などを検討
読売新聞 2024/12/9
次世代原子炉「革新軽水炉」に関する原子力規制庁と電力会社側の意見交換会が9日に開かれ、論点などを確認した。約1年後をめどに原子力規制委員会に報告する。
革新軽水炉は既存の原発を改良し、耐震性を向上させるなどした原子炉で、原発の建て替えや増設時に導入が検討されている。意見交換会では、三菱重工業を中心に開発が進む「SRZ‐1200」をテーマに新しい安全基準を設ける必要があるかなどを検討し、規制委の議論に役立てる。
この日は初の意見交換会で、電力会社側が新型炉の設計方針を説明。事故時に溶融燃料を受け止める「コアキャッチャー」と呼ばれる新技術などについて、今後数か月に1回意見交換会を開き、必要な規制のあり方を話し合うことを決めた。