2024年12月4日水曜日

玄海原発3号機、使用済み核燃料貯蔵プールの容量増やす工事完了

 九州電力は2日、玄海原発3号機で、使用済み核燃料を保管する貯蔵プールの容量を増やす工事が完了し、同日から運用を始めました。「リラッキング」と呼ばれる工事20年に着工)で、収容できる燃料は1050体から1672体貯蔵容量は1・6倍となり、2029年まで運転を続けても収容できるとしています。

リラッキングとは使用済燃料を収納するラック(収納)をステンレス鋼製から中性子吸収材であるホウ素を添加したステンレス鋼製に変更して、燃料集合体の芯間距離362mmを282mmに縮めたものに変えて使用済燃料の貯蔵能力を増やすことです。
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九州電力の玄海原発3号機、使用済み核燃料貯蔵プールの容量増やす工事完了…29年まで運転可能
                            読売新聞 2024/12/3
 九州電力は2日、玄海原子力発電所3号機(佐賀県玄海町)で、使用済み核燃料を保管する貯蔵プールの容量を増やす工事が完了し、同日から運用を始めたと発表した。貯蔵容量は1・6倍となり、2029年まで運転を続けても収容できるとしている。
 「リラッキング」と呼ばれる工事で、20年に着工していた。収容できる燃料は1050体から1672体に増えた。11月末時点で978体を保管している。

 玄海原発では、3号機と共に稼働している4号機の貯蔵プールも29年まで収容できる容量を確保済みだ。
 更に貯蔵容量を増やすためにプールとは別の「乾式貯蔵施設」を設置する計画だ。27年度の運用開始を目指しており、実現すれば3、4号機が運転可能な期間は38年まで延びるという。