東京電力柏崎刈羽原発が再稼働し、21日で半年となりました。約14年ぶりに営業運転を再開した6号機は今、どのような状態にあるのか新潟日報が報じました。
起動時には色々トラブルが生じましたが、その後は大きなトラブルはなく推移しているようです。
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【柏崎刈羽原発再稼働半年】14年ぶりの営業運転、試運転で相次いだトラブル…6号機の今
新潟日報 2026/7/21
東京電力柏崎刈羽原発が再稼働し、21日で半年となった。約14年ぶりに営業運転を再開した6号機は今、どのような状態にあるのか。今月中旬、東電が新潟日報社に公開したタービン建屋内部では、原子炉から蒸気が送られ、巨大なタービンが回るごう音が響き、社員らが点検に目を光らせた。(柏崎総局・上林陸来)
タービン建屋は原子炉から送られる蒸気を利用して発電機を回す中核施設。核燃料などがある原子炉建屋の海側に隣接する。
内部に入ると、1メートル先にいる人の声も聞き取りにくいほど大きな音が響いていた。核分裂で発生した放射性物質が含まれる大量の蒸気が配管を流れ、巨大なタービンが回っているためだ。フロアの温度もやや高く感じられた。
柏崎刈羽原発は、2011年の東電福島第1原発事故を受けて翌12年3月までに全7基が停止。6号機は、14年にわたる停止中に新たな安全施設も追加され、工事の未完了や消火配管の手抜き溶接なども問題となった。再稼働に当たっては、長く使われていなかった配管から漏れがないかに細心の注意が払われたが、営業運転後に大きな漏えいはないという。
耳をつんざくごう音からは、再び原発が動き出したことが感じられた一方、同行した東電関係者からは放射線管理のため、取材時間をできるだけ短くするよう求められた。
隣り合う停止中の7号機のタービン建屋にも入ったが、6号機とは対照的に、内部は静かだった。
パトロールを担う所員(20)は「小さな不具合を見逃さないよう心がけている」と強調。ベテラン運転員の横田清二さん(58)は「若い所員は経験も少ないので、少しでも違和感を覚えたら速やかに報告するよう伝えている」と語った。
6号機では再稼働前や試運転中にもトラブルが相次いだ。中でも安全上最も重要で、燃料の核分裂を調節する制御棒関連の警報トラブルが頻発した際は、長期停止後の運転の不安も指摘された。
営業運転の再開は、東電が当初目指した2月26日から、約7週間遅れたが、その後は大きなトラブルは起きていないという。
福島原発事故の当事者である東電の原発運転には依然、厳しい見方もある。横田さんは「東電で動いている唯一の原子炉でもある。日々の業務に真剣に行っている」と話した。