原子力関連企業などでつくる日本原子力産業協会が開設したウェブサイト「あつまれ!げんしりょくむら」は、その命名や絵柄に批判が集まり炎上状態となったため、協会は12日、サイトを閉鎖しました。
「原子力ムラ」はいわば国策に乗った「利権集団」です。それが「あつまれ!げんしりょくむら」などというタイトルを付けて開き直るとはどういう神経なのかと思わない方がおかしい話です。しかも何とも異様な絵柄でです(記載のURLからアクセスできます)。
当然の結果です。
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「あつまれ!げんしりょくむら」に批判相次ぐ サイト閉鎖
NHK NEWS WEB 2019年4月12日
原子力関連の企業などで作る団体が、若い世代向けに原子力に関する情報を発信する「あつまれ!げんしりょくむら」と名付けたウェブサイトを開設していましたが、「被災者がいるのにふざけている」などと批判が相次ぎ、12日にサイトを閉鎖しました。
問題となったのは、日本原子力産業協会が、原子力を学ぶ若い世代向けに今月8日に開設した「あつまれ!げんしりょくむら」と名付けられたウェブサイトです。
サイトでは、原子力業界の閉鎖性を意味する「原子力ムラ」ということばをタイトルに使い、戦国武将や妖怪といったポップなイラストが描かれていたことから、「被災者がいるのにふざけている」などと批判が相次いで寄せられたため、協会は12日、サイトを閉鎖しました。
ツイッターでは、「原発事故から数年しかたっていないのに」とか、「わざわざ自分で『げんしりょくむら』と名乗るとは」などと投稿されています。
サイトには、海外の若い原子力研究者から同世代の日本の研究者への応援メッセージや、魚に含まれる放射性物質の検査方法なども紹介されていました。
こうしたサイトは、電力会社や原発が立地する自治体などからの会費で製作されています。
日本原子力産業協会は「逆境にある原子力産業が外部に向けて開かれたものであるべきだという考えで開設したが不適切でした。おわびいたします」と話しています。