チェルノブイリ事故から33年 解体用クレーン、近く運用
共同通信 2019年4月27日
【モスクワ共同】旧ソ連ウクライナで1986年に起きたチェルノブイリ原発4号機の爆発事故から26日で33年を迎えた。原発解体に向けた作業が続く現場周辺を訪れたフロイスマン首相は26日、4号機を覆うシェルター内部で、原発解体に必要となるクレーンや換気システムの設置がほぼ完了し、5~6月に運用が始まると明らかにした。
4号機は日米欧や欧州復興開発銀行などの支援により、2016年11月に耐用100年の鋼鉄製シェルターで覆われた。シェルター内部にクレーンなどを整備する工事の完了は当初予定の昨年末からずれ込んだものの、今月25日には72時間の試験運用を終えた。