7日投開票の新潟県議選で、南魚沼地区で、唯一、「脱原発」を訴えていた樋口秀敏氏(57)がトップで当選しました。
確定得票数は下記の通りです(投票率 60・78%)
樋口秀敏 12076票 当選
松原良道 11127票 当選
石坂 浩 9010票
樋口氏は選挙公報の冒頭に
「脱原発社会へ
柏崎刈羽原発再稼働に反対し、再生可能エネルギーで地域経済を活性化します。」
を掲げ、
個別の政策でもやはり「原発」をトップに掲げて
【原発】
再生可能エネルギーを推進し、新たな地場産業に育てます。
今後の柏崎刈羽原発再稼働を議論するのは、この選挙で選ばれる議員たちです。
私は、故郷の暮らしを脅かす原発の再稼働には断固として反対します。
と述べています。
東京新聞によれば、7日に投開票された10の原発が立地する道県の候補者567人中、91・7%の520人が選挙公報で原発の再稼働問題に言及していないということです。
この「いのちと暮らし」にかかわる重大問題で、触れない方が有利と考えるとは不思議なことです。
一方、再稼働反対の意思を示したのは全体の7・8%の44人でした。
新潟県は意思表示した比率がもっとも高く20・6%で、以下は北海道が10・2%、静岡が8・1%でした。
樋口さんは、「敢えていえば脱原発だ」というようなものではなく、脱原発を発信することをご自分の最大の使命の一つと考えておられる方とお見受けします。街頭での選挙演説などどんなに短時間の挨拶の時でも、決して脱原発の訴えを欠かしたことはありませんでした。
樋口・新議員の今後のご活躍が期待されます。