原子力規制庁は3日、補助金を交付した京都大複合原子力科学研究所(大阪府熊取町)の人材育成事業が適切に行われなかったとして、2017年度に支払った約200万円と加算金の返還を求めたと発表しました。
京大は「担当教授が多忙だった」と釈明し、規制庁は不正は認められなかったとしています。熊取町の京大原子力研究所はかつて熊取6人衆を輩出したところです。
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規制庁、京大に補助金返還請求 200万円と加算金
共同通信 2019年4月3日
原子力規制庁は3日、補助金を交付した京都大複合原子力科学研究所(大阪府熊取町)の人材育成事業が適切に行われなかったとして、2017年度に支払った約200万円と加算金の返還を求めたと発表した。規制庁によると、京大は「担当教授が多忙だった」などと釈明、不正は認められなかったという。
事業は17年度からの5カ年で、研究所の原子炉を使って安全設計や核燃料の放射線測定などの実験を行い、人材育成する計画だった。17年度は約2678万円を交付予定だったが、事業が十分には達成されず、大半が繰り越された。
18年度も交付予定だった約4065万円全額を取り消す。