環境省は、放射能汚染土壌を大熊町と双葉町の中間貯蔵施設に輸送するにあたり、一般車両などとの接触機会を減らすための迂回道路を本年度中に整備するということです。
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中間貯蔵への「輸送路」整備 一般車両などとの接触機会減らす
福島民友ニュース 2019年4月20日
(福島)県内の除染で出た土壌の中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)への輸送の安全確保のため、輸送車両用道路を整備している環境省は、大熊町にJR大野駅周辺など特定復興再生拠点区域(復興拠点)をう回する道路を本年度中に整備し、一般車両などとの接触機会を減らす。19日に会津若松市で開かれた大熊町議会全員協議会で示した。
常磐道大熊インターチェンジの開通に伴い、国道6号と県道いわき浪江線(山麓線)を結ぶ区間が3月下旬に自由通行化された。輸送車両用道路が整備されるのは、自由通行になった町道から中間貯蔵施設区域までの約3.2キロ。国道6号を横切る部分は橋を設置し、立体交差化する。工事は昨年6月に始まり、東側の一部区間(約1.2キロ)は今秋までに完成する見通し。本年度中に全区間の整備完了を目指す。