還困難区域となっている福島県富岡町の住民たちが、地元の桜の名所「夜の森」(現在は通常立入禁止)を「お花見」用のバスから短時間鑑賞しました。
富岡町から福島県いわき市に避難している主婦永野智子さん(76)は「とてもきれい。毎年ござを敷いて見に来ていた頃が懐かしい」と話しました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
避難町民、バスから「お花見」 福島・富岡町、桜の名所
共同通信 2019年4月6日
原発事故のため帰還困難区域となっている福島県富岡町の桜の名所「夜の森」地区で6日、「お花見」用のバスが運行され、避難生活を続けている町民が、八分咲きとなった桜の風景を車窓から楽しんだ。
「桜のトンネル」として知られる並木は普段、ほとんどが立ち入り禁止だが、除染で放射線量が下がったため、町が東京電力福島第1原発事故後、初めて企画。バスは、かつて多くの花見客でにぎわった公園などを回った。
富岡町から福島県いわき市に避難している主婦永野智子さん(76)は「とてもきれい。毎年ござを敷いて見に来ていた頃が懐かしい」と話した。