東京電力は10日、柏崎刈羽原発3号機で、非常用ディーゼル発電機の月1回の定期試験中に発電機の出力が一時ゼロになる不具合が起きたと発表しました。
柏崎刈羽原発では去年8月にも1号機で非常用ディーゼル発電機の出力が急激に下がるトラブルが起きています。
他所では、昨年9月に浜岡原発5号機で、12月には泊原発3号機で定期試験中に非常用ディーゼル発電機が不具合を起こしています。
これだけ頻発しているのですからしっかりした対策を講じて欲しいものです。
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柏崎刈羽の非常用発電機に不具合 一時出力ゼロ、東京電力
共同通信 2019年4月10日
東京電力は10日、新潟県に立地する柏崎刈羽原発3号機で、電源の喪失に備えた非常用ディーゼル発電機の出力が一時ゼロになる不具合が定期試験中に起きたと発表した。外部への影響はなく、他の発電機で機能をカバーできるとしている。
東電によると、不具合があったのは3号機の原子炉建屋地下1階にある3台のうちの1台。午後2時40分ごろ、炉心に水を入れて冷やす系統に接続して機能を確かめようとした際に出力が低下した。接続を外すと正常に動いたという。午後5時25分、原因を調べるため手動で停止した。
3号機は現在停止中。
柏崎刈羽で非常用発電機トラブル
NHK 新潟 NEWS WEB 2019年4月11日
10日午後、柏崎刈羽原子力発電所の3号機で非常用のディーゼル発電機の出力が下がってゼロになるトラブルがありました。
柏崎刈羽原発では去年も1号機で非常用ディーゼル発電機の出力が急激に下がるトラブルがあり、東京電力が原因を調べることにしています。
東京電力によりますと、10日午後2時40分ごろ、柏崎刈羽原発の3号機で非常用ディーゼル発電機の月に1回の定期的な試験運転をしていたところ出力が下がってゼロになるトラブルが起き、手動で発電機を停止させたということです。
このトラブルによる外部への放射能の影響はないということです。
非常用ディーゼル発電機は事故や地震などで外部からの電源が供給できなくなったときに自動的に起動し、炉心の冷却などに必要な電力を供給する設備です。
東京電力によると、3号機にはほかにも2つあり安全上問題はないとしています。
一方、柏崎刈羽原発では去年8月にも1号機で非常用ディーゼル発電機の出力が急激に下がるトラブルが起きていて、東京電力は今回のトラブルの原因を詳しく調べることにしています。