10日に一部地域が避難指定を解除された福島県大熊町は14日、避難指示が解除されたばかりの大川原地区で、新設した役場庁舎の開庁式を開きました。
町の中心部にあった旧庁舎は帰還困難区域にあり高線量で使えません。
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福島、避難解除地域に新役場開庁 原発被災の大熊町
共同通信 2019年4月14日
東京電力福島第1原発事故で全町避難が約8年間続いた福島県大熊町は14日、避難指示が解除されたばかりの大川原地区で、新設した役場庁舎の開庁式を開いた。渡辺利綱町長は冒頭のあいさつで「ただいま帰りました」と宣言。「新庁舎は町再生の最前線基地で、必ず復興を実現するという誓いの象徴だ」と述べた。
安倍晋三首相も出席し「本格的な復興に向け、第一歩を踏み出すことができた。歩みを確実に前に進めていく」と述べ、なりわいの再生に取り組む姿勢を示した。その後、出席者でテープカットをして門出を祝った。
かつての役場は放射線量が高く、避難指示が続く帰還困難区域にある。