元助役、関電幹部に工事情報強要 執拗にどう喝、電話を録音
共同通信 2020/1/7
関西電力役員らの金品受領問題で福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)が1996年、関電側が発注予定の原発関連施設の工事について当時の関電幹部を執拗にどう喝し、情報提供を迫る電話を録音した音声が残っていたことが6日、分かった。共同通信が幹部の業務日誌とともに入手。「おまえのとこへ問題点持ってったるぞ」と業務を妨害するような発言もあり、日誌には4日後、森山氏と面談し情報を提供したと記されていた。
関電側は30年以上、森山氏に特別待遇を続けてきたとされるが、癒着を裏付ける肉声が明らかになるのは初めて。第三者委員会の再調査にも影響しそうだ。